日本橋クリニック

一般社団法人全国鍼灸マッサージ協会

切らずに自分の血液で治療する・・・PRP療法とは?

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切らずに自分の血液で治療する・...

著者:日本橋クリニック スタッフ
医学監修:岡田善史 院長
最終更新日:2026年5月18日

はじめに

年齢を重ねるにつれて感じる関節や筋肉の痛み、スポーツによる慢性的な障害、なかなか改善しない不調――。
「手術まではしたくない」「できるだけ自分の力で改善したい」とお考えの方も多いのではないでしょうか。

近年、患者様ご自身の血液を活用し、本来備わっている“治る力”を引き出す治療として、再生医療の一つであるPRP療法が注目されています。

当クリニックでは、より高濃度に成長因子を含むPRP-FD療法を導入し、さらに鍼灸治療を組み合わせることで、痛みの軽減だけでなく、身体全体の回復力を高めることを目指しています。

「できるだけ自然な方法で改善したい」
「長年の痛みと向き合いたい」
「手術以外の選択肢を知りたい」

本コラムではそのような方に向けて、当クリニックのPRP-FD療法についてご紹介します。


PRP療法(Platelet-Rich Plasma)とは?

PRP療法は多血小板血漿療法と言い、患者様ご本人から採血した血液を遠心分離にかけ「血小板」と言われる成分を取り出し濃縮して作製します。そうして作製したPRPを患部に注入することで治療します。

血小板には出血を止める作用があるだけでなく、組織の修復を促進する「成長因子」を放出し、体内の自己修復プロセスを強力に後押しする働きがあります。

炎症を抑えるメカニズム

近年、PRPは炎症に深く関わる白血球の一種「マクロファージ」に良い影響を与えることが分かっています(※1)。

マクロファージには大きく分けて2つのタイプがあり、PRPはこれらに以下のように働きかけます。

マクロファージの種類

体内での主な働き

PRP注入による効果

M1型

炎症を促進する(痛みの原因)

分化(発生)を抑制する

M2型

炎症を抑え、組織を修復する

分化(発生)を促進する

PRP療法で期待される効果

PRP療法は血小板の持つ組織修復の促進や炎症を抑制する作用を利用した治療となり、自分の体が持つ本来の力を活性化し症状の改善につなげます。PRP自体が新たな組織を作り出すわけではありません。

これにより、PRP療法は炎症を一時的に抑制する、患部の疼痛を軽減する効果があります。また患者様自身の血液を使うため、アレルギーなどのリスクが少ないこともメリットとなります。

参考文献:1) 内山綾香ほか(2024)「異なるキットで作製した多血小板血漿(PRP)の作用機序の検討」『臨床整形外科』9. p1092. 医学書院

当クリニックでの治療の強み

1. より効果を高めた「PRP-FD」を使用

当クリニックでは、通常のPRPをさらに濃縮させ、フリーズドライ加工を施した「PRP-FD」を使用しています。

通常のPRPと比較して成長因子をより多く含んでいるため、従来の方法よりも高い治療効果が期待できます。

2. 再生医療 × 鍼灸治療の相乗効果

当クリニック最大の強みは、PRP-FD療法に「鍼灸治療」を組み合わせて提供している点です。これには2つの大きな理由があります。

  • 鎮痛効果の増強: 鍼灸治療が持つ「痛みに対するアプローチ」を掛け合わせることで、さらなる痛みの軽減を図ります。

  • 効果の持続: 自己治癒力を後押しするPRP-FDと、人間が本来もつ身体のバランスを整える鍼灸を組み合わせることで、治療効果をより長く持続させる環境を作ります。


治療をご検討の方へ

治療の流れ

  1.  診察・患部の確認 

    まずは医師が患部の状態を診察し、必要に応じて画像検査を行います。他院での画像データをお持ちの方はご持参いただくとスムーズです
    (※数年前の古い画像の場合、正確な適応判断のために再撮影をお願いすることがあります)。

  2. 血液検査

    治療適応があると判断された場合、安全に治療が行えるかを確認するための血液検査を実施します。

  3. 採血

    検査結果に問題がなければ、約60mLの採血を行います。

  4. PRP-FDの作製(約3~4週間)

    採取した血液を、国の認可を受けた専門のCPC(細胞加工施設)へ送付し、厳格な衛生管理のもと加工・濃縮を行ってPRP-FDを作製します。完成までおよそ3~4週間かかります。

  5. PRP-FDの注射

    製剤が完成した後、再度ご来院いただき、患部へ注射を行います。入院の必要はなく、治療後はそのまま歩いてご帰宅いただけます。

  6. 治療後の経過観察

    効果や副作用を確認するため、「1週間後・1か月後・3か月後・6か月後・1年後」のタイミングで経過観察を行います。

  7. PRP-FDの保存について

    PRP-FDはフリーズドライ加工されているため、長期保存が可能です。

    ・常温で約半年

    ・10℃以下で約1年間

    そのため、経過観察中に複数回注射を行うことや、別の部位に痛みが出た際に、保存していたご自身のPRP-FDを使用することも可能です。

費用について

本治療は自由診療(保険適用外)です。料金体系の詳細はお問い合わせいただくか、「整形外科」ページをご覧ください。

想定される副作用・リスク

注射部位の腫れ・痛み、ごくまれに発熱などが報告されています。事前のカウンセリングで丁寧にご説明いたします。


まずはお気軽にご相談ください

「自分に合う治療なのか分からない」「もう少し詳しく知りたい」――そんな方のために、初回カウンセリング(有料)をご用意しています。

患者様一人ひとりのお体の状態とご希望に合わせて、最適なプランをご提案いたします。再生医療のみではなく鍼灸治療との組み合わせにご興味を持たれた方はお電話またはWebフォームよりお気軽にお問い合わせください。

医学監修:岡田善史 医師

  • 日本橋クリニック 院長

    再生医療・点滴療法を中心に、患者さま一人ひとりの状態に合わせた治療を提案しています。効果だけでなく、適応やリスクも丁寧に説明し、安心して相談できる医療を大切にしています。

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診療時間

火曜・日曜・祝日休診

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